フラッグシップで磨く接客力と、<br>育休で広がった働き方の選択肢。

INTERVIEW

フラッグシップで磨く接客力と、
育休で広がった働き方の選択肢。

Graphpaper TOKYO / 石原 元気

売っているのは空間そのもの。
店頭でしか得られない体験を

── これまでさまざまなお店で接客を経験されてきた石原さんが、「alpha ならでは」と感じるのはどんな部分ですか?

alpha では、単にモノを販売するのではなく、空間やブランドの世界観、ひとつひとつの洋服に込められた背景までお客様にお伝えすることを大切にしています。見た目だけでなく、素材や作り手のストーリーに触れていただくことで、店頭だからこそ持ち帰れる特別な体験を生み出せるのは、他にはない魅力だと思います。

その象徴が「Graphpaper TOKYO」です。ブランドのフルラインナップを展開する旗艦店で、既製品に加えてオーダーサロンや、コペンハーゲンのデザインスタジオ「FRAMA」のショップインショップ、内田繁氏の家具なども揃っています。1階にはレコードやアートブック、オリジナルウェアを扱う「Vektor shop」や角打ちの「寄」もあり、飲食・音楽・アパレルが一体となった“五感で楽しめる”空間になっています。

アパレルだけでなく多様なものを扱うので、幅広い知識が求められるのは簡単ではないですが、その分多角的なご提案ができるのは、alpha らしいところですね。

そしてこの環境は、働く側にとっても大きな魅力が詰まっています。飲食や音楽、アパレルといった異なるジャンルが一つの館にまとまっていることで、様々な職種やスタイルを持ったお客様や仲間と出会うことができます。また、ジャンルを超えてシームレスに動くことができ、少人数で高い目標に向かうため、一人ひとりの役割も大きく、結束力が強いのも特徴です。目標を達成した時の手応えややりがいは格別で、常に新しい挑戦と学びが得られる環境だと感じています。

お客様の“らしさ”を尊重し、新しい発見を届ける

── 接客において大切にしている信念やスタンスを教えてください。

お客様の雰囲気や会話から「その人らしさ」を感じ取り、そこに新しい発見を加える提案を大切にしています。ECで簡単に買える時代だからこそ、わざわざ店に来てくださる方には「ここでしか得られない体験」を持ち帰ってほしいんです。
僕たち販売員は、商品に込められたデザイナーや作り手の思いを届ける役割も担っています。それを知ることで洋服がより魅力的になる。その一方で、お客様によって求める距離感は違うので、心地よい接し方を意識しながら、パーソナルな提案を心がけています。

― そんな日々の仕事の中で、達成感を感じるのはどんな瞬間ですか?

やはり自分の提案を、お客様が新しいスタイルとして取り入れ、喜んでいただけた時ですね。人はどうしても自分の好みに偏りがちですが、第三者として新しい選択肢を提示できるのは販売員ならではの役割です。お客様が新しい自分を発見し、喜んでいる姿を見ると、この仕事の醍醐味を感じます。

育休で得た、仕事と時間への意識の変化

── 育休を取得されたそうですが、働き方や仕事への向き合い方に変化はありましたか?

半年間育休をいただいたのですが、仕事を離れたことで、働けるありがたさを再認識できましたし、育児と仕事のメリハリを意識するようになりました。限られた時間で成果を出す姿勢は、この経験で強くなったと思います。

── 最後に、これからalphaで働こうと思う人に伝えたいことはありますか?

alphaはアパレルが軸でありながらも、ヴィンテージ家具や雑貨、アート作品まで幅広く扱い、空間全体を提案できる会社です。店内の空間をそのまま切り取るように、洋服と暮らしを横断した提案ができるのは、この環境ならではのやりがいだと思います。
さらに、シーズンごとにディレクターや企画・生産から直接、テーマや背景を学べるのも特徴です。濃密なインプットをそのままお客様にダイレクトに伝えられることで、販売員としての成長を日々実感できます。
しかも販売員が集客から販売、SNSやECまで一貫して関われるので、他では得られない経験ができます。最初は大変ですが、その分成長と達成感を得られるスピードも早いので、変化を楽しめる人には最高の環境だと思います。